2014年4月23日水曜日

第24回かすみがうらマラソン(伴走)

2014/04/20(日)、『 第24回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会 』に視覚障がいランナー(よねちゃん)の伴走者として参加してきました。

今回はスタート~20kmの伴走をひろや君、20km~ゴールを私が担当しました。昨年12月の防府読売で結果が出ずこのレースに背水の陣で臨んだよねちゃん。ここまでよねちゃんの伴走をしてきた他の伴走者たちの想いも込めて伴走してきました。

結果は2時間57分台でベストを2分更新。T11(全盲)の部2位。優勝は逃しましたが38kmまで先頭を行く積極的な走りでした。優勝のチャンスだっただけに逆転された場面での判断は今思い返しても難しい判断でした。目標だった55分カットも強化指定B(56分カット)も逃しましたが、最低限の役割は果たせたかな。。

では前日から振り返ります。

■04/19(土)大会前日(東京→土浦)

午前中バンバンの練習会@代々木公園で藪太郎さんの伴走17kmの後、時間があったので原宿→渋谷→新宿と1時間ほど散歩して13:30に新宿駅でよねちゃんと待ち合わせ。

上野駅で電車を待っているとなんと往年の名選手、憧れのN山さんが現れる。しかも同じ車両という偶然。缶ビール片手に現役時代と変わらぬ雰囲気でビビりましたが他の方が声をかけたのに便乗して握手していただきました。緊張した~(笑)

フレッシュひたち 33号  上野(14:30) - 土浦(15:12)

社内でスペシャルドリンク作成のお手伝い。スペシャルドリンクは5kmから40kmまで5km毎に最大8ヶ所設置することができました。今回は15km、25km、35kmの3ヶ所に500mlのペットボトルを設置しました。

今回からランナーと伴走者がスタートからボトルを携帯することが認められたので(前回まではスタートから携帯できず、後半伴走者のみ認められていた)、前後半の伴走者が各1本持ち、スペシャルとの合計5本(2.5L)で給水を済ませ、混雑して危険なゼネラルテーブルには寄らない作戦をとりました。

土浦駅でひろや君と合流して徒歩で宿泊先のホテルマロウド筑波にチェックイン。

16:00 送迎バスでテクニカルミーティング&前夜祭会場となるラ・フォレスタ・ディ・マニフィカに移動。

16:20 テクニカルミーティングでは給水箇所(右も左もある)、伴走者交代地点への移動方法(20kmに10組、30kmに1組)、フィニッシュラインの通過がより厳しくなったこと(伴走者は競技者の後方にいなくてはならない。横でもダメ。)、ドーピング検査などの確認が行われました。スペシャルドリンクはここで預けました。

17:00~18:30 前夜祭。特別招待選手、実業団招待選手、大学招待選手、盲人招待選手の他、ゲストのお笑い芸能人やミス日本ネイチャーなど華やかな雰囲気でした。料理もたくさん用意されて美味しかったです。招待選手よねちゃんのおかげで貴重な経験ができました。

19:00 お土産にスタッフジャンパーとカレーをいただき、宿泊先に戻って最終確認をして解散。

22:00 就寝

■04/20(日)大会当日

06:00 起床。06:30 にロビーでお弁当を受け取り朝食。

07:45 大きい荷物をホテルに預けて徒歩で会場へ向かいました。少し肌寒いけど走るには絶好のコンディションの曇り空。

08:05 土浦市川口運動公園に到着。会場は既にたくさんのランナーで溢れていました。

盲人受付で受付を済ませてバンバンの陣地へ移動中にラン仲間のなべーるさんとお会いできました。バンバンの皆さんにご挨拶した後、後半伴走者の集合時間が8:45と早かったので、よねちゃん、ひろや君と健闘を誓って別れました。

集合場所に行く前にゴール前のコーナーの段差などを確認しておきました。

9:50 土浦市の公用車や茨城トヨタの車に分乗して伴走交代地点へ向かいました。

09:15 伴走交代地点(20km)に到着。ボランティアの皆さんがエイドの準備中。いろいろな方々に支えられて走らせて頂いているんだなと改めて感じました。

時間があったので1kmほど先まで65歳の伴走者の方とコースの下見をご一緒しました。ちなみに、この方が伴走するランナーは75歳だそうです。お元気でいいなあ。

下見から戻る途中でスタート時刻の10:00になったので携帯で時報を聞きながらストップウォッチをスタートさせました。

コースは川口運動公園がスタート/ゴール。前半はアップダウン多め、後半は国内2位の面積の湖「霞ヶ浦」に沿って走る比較的フラットなコース。やや内陸を走るので湖はあまり見えませんでした。



今年のエントリーは、フル18,965人(男子16,275、女子2,690)、10マイル6,129人、5km1,785人。盲人マラソンはフル68人(男子52、女子16)、10マイル47人、5km30人でした。

この大会はIPC(国際パラリンピック委員会)公認レースになっており、IPC登録の部(IPC登録選手)のフルは、T11(全盲)5人、T12(弱視)5人、T13(弱視・単独走)0人でした。未登録は、B1(=T11)が25人、B2(=T12)が17人、B3(=T13)が16人でした。

ちなみに、パラリンピックの視覚障害者マラソンは2008年の北京パラリンピックからT12(弱視)のみとなり、T11(全盲)の選手はT12(弱視)の選手と競わなければならなくなりました。

10:30 ウォーミングアップ開始。2.7kmほど農道をjogして24km地点付近の下見もできました。後半は追い風かな。

10:50 車いすマラソンの通過を見届けながら着替えてスタンバイ。10kmの通過タイムと順位が発表されて、よねちゃんはT12の選手に続いて2位(T11ではトップ)の40分57秒で通過したとのこと。後続は20秒差くらいで2~3人。気合が入る。

11:03 SUBARUの2選手がトップで通過。だいぶ離れて3番手以降がパラパラとやってくる。

ラン仲間のはるさん、ヒロダディさんが気がついてくれて応援。直後によねちゃん+ひろや君を発見。坂を下って登り返した場所なので見つけやすかったです。

「ナイスラン!お疲れ様!」と言ってひろや君から伴走ロープを引き継ぎました。

20kmの通過、1:22'09(4'06/km)

平坦になったところで、この後の給水所でスペシャルドリンクを取るのに備えて右伴走から左伴走にスイッチ。

中間点(約21.1km)の通過、1:26'46(4'06/km)

中間点の先で高低差20m以上を一気に駆け下ります。(写真は下見時に撮影)

途中に傾斜が緩む箇所があるので注意して伝えました。坂を下り左カーブの先が22kmの折り返し。坂の手前を左折して集落の中の細い道へ入っていきます。

所々で道幅が狭く細かいマウンドやコーナーが連続する箇所がありコース取りも含めて気を使うコースでした。

集落の中では賑やかな応援をいただきました。

24kmで左折して広い道路に出ます。この辺りは我々の後ろにつくランナーが多くて集団を引っ張る形となっていました。(写真はアップ時に撮影)

距離標示は1km毎にボランティアの方々が掲示して下さっていました。よねちゃんから「1km毎にラップを教えて欲しい」というリクエストがあったのでストップウォッチを見ながら伝えました。

再び細くてクネクネした道になり、小さな橋を越えて25km。

25kmの通過、1:43'13、Lap 21'04(4'12/km)

給水所がないなと思ったら1kmくらい先にありました。この給水所には黒糖付きのスペシャルドリンクが設置されている予定だったのですが、なんと見当たらない。ガーン。

よねちゃんがすぐに「仕方ない。切り替えて行こう!」と気持ちを切り替えてくれたのが救いでした。

28km付近では小学生たちのハイタッチと大声援をいただき元気が出ました。この辺りも道幅が狭い道路が続きました。

30kmの通過、2:04'10、Lap 20'57(4'11/km)

2時間14分頃にトップがゴールしたようで白煙と号砲が左前方で轟きました。

残り10km。若干動きが鈍くなってきましたがまだストライドはある。失速が始まらないことを祈りながらリズムを一致させて走る。最近意識しているのは的確に路面状況などを伝えながらも如何に気配を消して気持ちよく走ってもらえるか。

33km付近ではかっきぃさんを発見したので応援を催促(笑)

ボトルポーチにペットボトルを入れていたのですがボトルが細くて暴れるのでグローブを挟み込んで調整していました。しかし、この辺りでグローブを落としてしまい、仕方なくここからは左手にペットボトルを持って走りました。ちょっと走り難かった。

35kmの通過、2:25'38、Lap 21'28(4'17/km)

35km(36km付近)のスペシャルドリンクは取ることができました。

しばらくすると一直線の綺麗な道路に出ました。後方を確認。前後に沢山のランナーが走っていて見難かったですが後方100mくらいには伴走ペアは見えない。

しかし、38km手前で左側のランナーの向こう側から2人の黒い影がスーっと前に出て意表を突かれました。

よねちゃんに小声で、「T橋さんに抜かれた。つける?」と聞くと「・・・厳しい」との答え。

選手の意見を尊重。T選手とよねちゃんのペース差と残り距離を考えると一気にペースを上げると最後まで持たずに大失速するのではないかという不安も感じ、無理にペースアップしようとは言えませんでした。

ただ振り返ると、やはりここが勝負どころだったと思います。叱咤してでもついてもらった方がよかったのかもしれません。ゴール後に攣る寸前だった姿を見ると良い判断だったかもしれないけど、もしかすると競り合うことで限界を越えられたかもしれない。どこまで伴走者が意見していいのか難しいですね。

左折して土浦バイパス道路に出ます。あっという間に100mくらいの差。よねちゃんのフォームはそれほど崩れていませんでしたが動きが鈍くなってきていました。

「相手が痙攣するかもしれないし、最後まで何が起こるか分からないからこの差をキープして粘ろう!」などと鼓舞しながら何とか大失速にならないことを祈りました。

40km手前で左折していよいよ最後の競技場へつづく道。

40kmの通過、2:47'36、Lap 21'58(4'23/km)

T選手には一気に突き放されてしまい見えなくなってしまいましたが最後の粘りの走りは素晴らしかったです。

残り1km切ったところでアツカンさんの大きな応援を受けてラストスパート。

最後の小さな橋のアップダウンを越え、下見したコーナーも上手くクリアして第3コーナーと第4コーナーの中間から陸上競技場のトラックへ。トラック入り口でなべーるさんが応援して下さいました。

メインストレートの真ん中辺りがゴール。ゴール10m手前で伴走ロープを離してよねちゃんをしっかり先にゴール!させて後ろから抱えて止めました。

ベスト更新。ナイスラン!ゴール地点に前半伴走者のひろや君も駆けつけて歓喜の輪ができました。

前半 1:26:46(4'06/km)
後半 1:30:41(4'17/km)
合計 2:57:27(4'12/km) 前後半差 3'55

よねちゃんは脚が攣りそうだったので肩をかして移動。RCチップ回収、参加賞や食べ物や飲み物配布、記録証交付。食べ歩きのようでしたが導線はいいですね。記録賞には5km毎のラップも記載されており、伴走者の分まで3部いただくことができました。

バンバンのシートに戻って温かいスープをいただきながら結果報告。芝生の上をダウンjogしてから祝杯とお昼のお弁当。美味しかった~。

14:45 フルマラソン盲人の部の表彰式。表彰は各部3位まで。T11の部の優勝は2:55分台で1分38秒差。4kmでこれだけ離されては優勝者が強かったかな。

伴走者も表彰台に乗らせていただき、伴走者も賞状とメダル(大会会長賞)を頂くことができました。(写真はよねちゃんのシルバーメダルと伴走者のメダル)

15:30 撤収。ひろや君と別れ、よねちゃんと宿泊先に荷物を取りに戻り、大急ぎで駅前のウララへ。障がい者はこちらのお風呂を利用できたので一緒に汗を流してサッパリして帰ることができました。

風呂上がりにはもちろん(笑)

帰りは5分ほど出発が遅れましたがスーパーひたちなのでノンストップで上野まで。

スーパーひたち 50号  土浦(16:55) - 上野(17:38)

無事に最寄り駅まで一緒に帰ることができました。

貴重で充実した2日間を送りことができました。

バンバンの皆さん、ボランティアや応援や関係者の皆さん本当にありがとうございました。

またいろいろな方と伴走して一緒に楽しみながら頑張りたいと思います。

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