2013年8月20日火曜日

槍・北穂高縦走(上高地~槍ヶ岳~大キレット~北穂高岳~涸沢~上高地)2日目

■8/5(月)雨
1日目(上高地~槍ヶ岳)は→こちら

■8/6(火)雨→曇り
槍ヶ岳山荘(6:08)-飛騨乗越(6:14)-南岳小屋(8:09/8:40)-長谷川ピーク(10:01)-北穂高小屋(11:52/12:32)-北穂分岐(12:42/12:50)-涸沢(14:15/14:39)-本谷橋(15:20/15:25)-横尾(16:00/16:05)-上高地BT(18:06)

(CT 13時間35分、休憩込み11時間58分(CT88%)、累積上昇1153m、累積下降2640m)

落石に細心の注意を払い歩き。本谷橋~横尾の下りだけ小走り。


04:00 起床。明け方、雨が上がりガスが晴れてきました。前日は穂先だけでしたがついに全貌を現しました。

東には百名山の常念岳、雲の向こうに八ヶ岳、富士山、南アルプス

東鎌尾根から大天井岳への表銀座の稜線

西には百名山の笠ヶ岳

しばらくすると再びガスに覆わました。槍がご褒美に姿を見せてくれたようでした。

6:08 槍ヶ岳山荘スタート!

テント場を抜けて下っていくとすぐ飛騨乗越に到着。

6:14 飛騨乗越(ひだのっこし)

ここから大喰岳への登り。標高3000m。朝一で歩きでも息が切れてキツイ。雨降り始め、ガスがかかり眺望なし。この辺かなーと縦走路の左側の踏み跡を上がったら広い山頂に標識が立っていました。

6:30 大喰岳(おおばみだけ、標高3101m、日本12位)

雪渓の横の岩稜を進みます。

2段ハシゴを登るとすぐに中岳。

中岳(標高3084m、日本10位)

これから進む稜線にもガスがかかり雨も本降りに。。。

一旦大きく下って岩場を通過してP2986への登りへ。

岩場をトラバース

7:45 天狗原下降点

確かこの辺り?で前日上高地から槍ペースでご一緒したソロの方が戻ってきて再会。「4:30発で南岳小屋まで行ったが天候が悪くて大キレットは諦めて帰ることにした」とのことでした。残念。

私たちもこの天気では無理だと考えていて、南岳まで行って大キレットを覗いたら、ここに戻って下山しようと話しながら先へ進みました。

南岳への稜線。少しガスが晴れてきた。

振り返ると槍の姿も。

08:01 南岳(標高3032m、日本17位)

前方に大キレットと穂高連峰が現れました。

08:09 南岳小屋


(Wikipediaより抜粋)
大キレットは、長野県の南岳と北穂高岳の間にあるV字状に切れ込んだ岩稜帯である。近年、関係者の尽力により、足場等の設置が施され、以前に比べて危険度は減少している。それでも毎年数名の死亡者と多数の負傷者が出ており、国内の一般登山ルートとしては、今なお最高難度のルートの一つであることは間違いない。

小屋で温かいお茶とかりんとうをいただき、今後の進路を検討する。小屋の方に天気の状況を伺うと「強い雨雲は南の方を通過しているようでこの辺は当初の予報よりも悪くない」らしい。天気も回復傾向にあり視界も良くなってきている。先行しているパーティーもいるとのことで進むことに決定しました。

ちなみに大キレットのピンバッジは通過できたら北ホで買おうと思ったらここでしか販売していませんでした。購入しておけばよかった~。

外に出てみると何と雨が上がり、視界もさらに良好となっていました。大キレットが「やってみろ」と言っているように思いました。

シューズの紐を締め直し、ストックをザックに収納。

8:40 大キレットへの下りに突入しました。

まずは最低コルへの下り。南岳小屋から約250m一気に下ります。水捌けがいいのか乾きも早く滑るところはありませんでした。

最低コルから下りてきた岩壁を振り返り見る。よくこんな所を下りてきたな。。。

これからゆく大キレットの稜線と北穂高岳。

左手に常念岳、右手に笠ヶ岳。

最低コルから高低差100m登る難所の「長谷川ピーク」へ。飛騨側をトラバースしてからナイフリッジの稜線に乗る。

10:01 長谷川ピーク(標高2841m)

ピークらしき所で岩盤の上を見たら「Hピーク」とペンキがありました。南岳小屋から1時間20分、CT通り。

長谷川ピークを越えた後、信州側から飛騨側に跨ぐところが一番緊張しました(遥か下に小さく人が写っています)。三点支持と落石に注意、集中していたためか、ここ以外で怖いなと思うところはありませんでした。

長谷川ピークからの下り。取っ手があり難しくはありませんでした。

長谷川ピークを振り返る。

10:28 A沢コルで一休み。

A沢コルから2つ目の難所「飛騨泣き」に突入しましたが、どこからどこまでが飛騨泣きなのかよく判りませんでした。岩を回り込みながら先行パーティー6名をパスさせていただきました。

断崖絶壁に取り付けられたステップに乗ってトラバース。

日差しが出てきたので展望台前でレインウェアを脱ぎ、日焼け止めを塗りました。北穂高小屋まで200m、高低差300mの最後の登りにかかります。

この登りは特に浮石だらけ。落石を起こさないよう慎重に足の置き場を選んで登りました。

11:52 北穂高小屋(標高3100m)

長谷川ピークより1時間50分(CT2時間10分)。南岳小屋から3時間12分(CT3時間半)で大キレットを踏破。振り返り大キレットとその向こうの山々を見ながら達成感にひたります。

南岳小屋での休憩などで時間も足りなくなってしまったので、涸沢に下りることにしてゆっくり休憩することにしました。

小屋の前のテーブルで特製カレーライス(800円)、ペプシ(300円)。ご飯も多くてお腹いっぱい。お皿についているお花の三角マークは北穂高小屋のトレードマーク「イワツメクサ」。


休憩している間に大キレットには飛騨側からガスが上がって覆われてしまいました。絶好のタイミングでした。

ブックカバー(1200円)、手ぬぐい(650円)、一目惚れして買った軽量ステンレスダブルマグ(1000円)など、素敵なデザインのお土産が売られていました。


40分ほど休憩して、12:32 再スタート!まずは小屋の裏にあるテッペンへ。

12:33 北穂高岳(北峰)(標高3106m、日本9位)

12:42 北穂分岐。下る前に南峰がどうなっているのか見るために稜線へ登ってみたところ、南峰は×マークで進入禁止となっていました。

12:50 再び分岐。涸沢への下山開始。

この北穂高岳南稜ルートも事故が多いようです。テント場の南稜テラスを通り岩稜を慎重に下ります。

涸沢カールと奥穂高岳(右)から前穂高岳(左)への吊尾根。

右から前穂高岳、2峰、3峰、4峰、5峰、5-6のコル、6峰、7峰、8峰。眼下には涸沢のカラフルなテント場、斜面にはコバイケイソウの群生。今年はコバイケイソウの当たり年(3~4年周期)なんだそうです。

長いハシゴ。


最後に30mほどの鎖場を降りるとまもなく涸沢。

14:15 涸沢小屋

コーラ(400円)を飲みながら休憩。前穂の眺めが素晴らしい。下に見えるのは涸沢ヒュッテ。ヘリコプターが何度も物資を輸送していました。着陸しないで降ろすんですね。

14:39 涸沢ヒュッテを出発。しばらく雪渓の中を下ります。滑ります。ストックでバランスをとり踵を蹴り込んで慎重に下りました。

雪渓のあとはガレた急坂。途中、前日の横尾でレインウェアを履きながらお話した男性と奥様と偶然の再会を喜びました。

15:20 本谷橋。河原で顔を洗ってさっぱり。素晴らしい夏空。旅の終わりが近づきました。

屏風岩。国内最大級の岩場。

土の路面に変わり、走れる所では軽く走りました。横尾手前は雨でぐちゃぐちゃでした。

16:00 横尾に到着。ここまで来ると一安心。

ここからは上高地までお話しながら早歩きで戻りました。徳沢と明神の間で夕立が降り始めたのでレインウェア上とザックカバーを装着。今回はよく降られたなあ。

17:58 河童橋に到着。最後は雨も上がってくれました。

18:06 上高地BT(標高1505m)、ゴール!が、お土産屋が閉まってる~。河童橋まで戻って一軒だけ営業していたお店でお土産を買いました。

下山後は、さわんど温泉梓湖畔の湯(700円)でさっぱりし、ラーメン大学でこて味噌肉ラーメン。旨かった!

23:30 中央道は渋滞もなく調布に帰宅。初めての北アルプスで大キレットもやれて達成感のある素晴らしい山旅となりました。ご一緒いただいた登走心さん本当にありがとうございました。

■ウェア、シューズ
サンバイザー/OR
ウェア/adidas ジップシャツ
アームカバー/CW-X アームカバー
アンダー/finetrack フラッドラッシュスキンメッシュノースリーブ
パンツ/mont-bell トレール ランニングショーツ
タイツ/C3fit サーマルロングタイツ
グローブ/パールイズミ バイク用指出し
グローブ/TNF レイングローブ
ソックス/drymax LITE TRAIL RUNNING 1/4 CREW
シューズ/La Sportiva ウルトララプター
ウィンドブレーカー/mont-bell EXライト ウインドジャケット
レインウェア/finetrack エバーブレスフォトン
ダウンジャケット/TNF ライトヒートジャケット
ニット帽/asics アウトラスト ニットワッチ
ネックウォーマー/asics ノーズフィットネックウオーマー

※レイングローブは本降りだと浸透してしまった。
※シューズは足に馴染み擦れることがなくなった。グリップも問題なかった。
※ニット帽、ネックウォーマーは寝る時に役立った。

■装備
バックパック/ゴッサマーギア マーマー
パックカバー/montbel ジャストフィットパックカバー 30/35L
ストック/シマノ トレランポール13.6
シェルター/信州トレイルマウンテン ストックシェルターPRO
マット/山と道 Pad15s+、専用背面Pad(58g)、Magic Mountainナノテクシットマット(33g)
シュラフカバー/SOL エスケイプヴィヴィ
グランドシート/園芸用の黒マルチ(66g)
防水バッグ/SEA TO SUMMIT 30L(49g)、10L(24g)、5L(16g)
ストーブ/EVERNEW チタンアルコールストーブ、十字五徳、風防(VARGO 39g)、
燃料180ml持参(90ml使用)
カップ/スノーピーク チタンシングルマグ 450ml、SEA TO SUMMIT XCUP 250ml
ボトル/Cannondale バイク用1L、Nalgene 広口0.5L
コンパス/SILVA No.3R
地図/山と高原(槍ヶ岳・穂高岳)
ヘッドライト/PETZL ティカXP2(単4×3本) (87g)
ライト予備/mont-bel マイクロヘッドランプ、予備電池
サコッシュ/mont-bel UL MONOショルダー M(32g)
速乾性タオル/ハイマウント N・rit タオル(24g)、MSR PackTowl personal(41g)
GPSウォッチ/Garmin Forerunner910XT
携帯電話/iPhone4S(au)
デジカメ/OLYMPUS Tough TG-620(167g)
エマージェンシーキット(ポイズンリムーバー、消毒液、小型アーミーナイフ、絆創膏、安全ピン、サバイバルブランケット、ウェットティッシュ、テーピング)、熊鈴、ホイッスル、日焼け止め、虫除け(ハッカ油)、液体ムヒ、歯ブラシ、予備メガネ、トイレットペーパー、保険証、防水マップケース、ライター、防水マッチ(10g)、細引き3mm x 5m(29g)、ダクトテープ、ヘルメット携帯用カラビナ(Black Diamond 13g)、自在2個(3g)、ミニホッカイロ1個、サンダル、帰りの着替え一式(枕代わり)

※靴下が濡れてしまったが、シュラフカバーは底を抜いた方がいいのかなあ?
※寝る時用にダウン製のズボンが欲しい。
※風防をVARGOに変更。収納はコンパクトになった。
※サコッシュをLからMに変更。バタつきが減って良かった。防水スプレーかけておくのを忘れた。
※虫は少なく虫除けは不要だった。
※デジカメのSDカードが入っておらず単なる重りになってしまった。
※ペグに細引きを付けて目立つようにする。
※ミニホッカイロは夜寒い時に助けになった。

■食料、水
水/500ml(スタート時)+500ml(槍ヶ岳山荘)
水/500ml(ソルティライチと共に1Lボトル)
ソルティライチ/500ml
コーラ/500ml(涸沢小屋)

朝食(1日目):
 ぶどうパン/387kcal
 スニッカーズ/263kcal

行動食(1日目):
 ベビースター/358kcal
 ミニ・スニッカーズ/92kcal x 2
 おにぎり/180kcal

夕食(1日目):
 カルボナーラ/271kcal
 ビーフシチュー/99kcal
 柿の種ミニ袋
 うにあられミニ袋
 カップワイン/120ml(12%)

朝食(2日目):
 乾燥米飯(しそ梅)/203kcal
 味噌汁/

行動食(2日目):
 ジェルブラスト/200kcal
 クリフバー/240kcal

昼食(2日目@北穂高小屋):
 カレー/
 ペプシコーラ/350ml

■GPSデータ(2日目)

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