2013年8月16日金曜日

槍・北穂高縦走(上高地~槍ヶ岳~大キレット~北穂高岳~涸沢~上高地)1日目

8月5日(月)~8月6日(火)で、『 槍・北穂高縦走 』をしてきました。

初めての北アルプスは日本のマッターホルン、憧れの槍ヶ岳に行きたいなと思っていたところ、ラン仲間で山の師匠でもある登走心さんから槍・穂縦走のお誘いを受けました。

8/5に槍ヶ岳山荘で登走心さんと合流し槍の穂先に登頂。翌8/6に槍~大キレット~北穂~奥穂~前穂と縦走する予定でしたが天候の影響もあり時間切れ。北穂から涸沢に下り上高地へ下山しました。

2日目途中まで雨とガスの悪条件で最後まで行けなかったのは残念でしたが、諦めていた大キレットが奇跡の天候回復で通過でき達成感のある楽しい山行きとなりました。

■8/4(日)
富士登山駅伝が終わってから東京に戻り、急いで荷造り。やはり大事な物(ヘルメット、デジカメのSDカード)を忘れ物してしまいました。持ち物チェックリストを作らないとダメですね。

予約しておいた さわやか信州号(6,860円)で新宿西口を23:50に出発。2列+2列シートの最後尾席。シートがあまりフラットにできず浅い眠りでした。明かりも気になるので目隠しがあった方が良かったかな。途中、談合坂SAと諏訪湖SAで休憩があり05:20に上高地BTに到着しました。

■8/5(月)雨
上高地BT(5:53)-横尾(7:43/7:55)-槍沢ロッヂ(8:57/9:02)-大曲(9:50)-天狗原分岐(10:27)-ヒュッテ大槍分岐(11:05)-殺生ヒュッテ分岐(11:32)-槍ヶ岳山荘(11:57/15:54)-槍ヶ岳(16:13/16:20)-槍ヶ岳山荘 [露営]

(槍ヶ岳山荘までCT 10時間20分、休憩込み6時間4分(CT59%)、累積上昇1964m※たぶん1500mくらい※Garminの計測に異常あり。ババ平付近で位置異常。天狗原付近で高度異常。

横尾まで下りだけ小走り。横尾以降は全て歩き。

5:53 上高地BT(標高1505m)
ガスがかかっていてパラパラと雨も降り出す。バスターミナルには大きな屋根があり助かりました。朝食を食べながら着替え、トイレ、登山届を提出し、ザックカバーを付けてスタート。

初めて見る河童橋は霧に包まれて幻想的な風景。

水量の多い梓川の音を聞きながら白砂の道を歩いていきます。

6:28 明神(標高1520m)

明神を過ぎた辺りから雨が強くなり始め、樹林を抜ける前にレインウェアの上を着ました。この辺りから同じくらいのペースで歩かれているソロの方と前後する。

7:06 徳沢(標高1562m)
右手の広いキャンプ場には沢山のテント。無料のトイレに寄る。

左手に新村橋(しんむらばし)を過ぎた辺りで同じくらいのペースで進むソロの方から「槍ペースですね!」と声をかけられる。この方は先月下見で槍沢ルートで初めての槍に登ったので、この日は大曲から東鎌尾根経由で登るとのことでした。明日は大キレットの予定とのことで話が合ってしばらくご一緒させて頂きました。

7:43 横尾(標高1620m)
上高地から約2時間。この辺りから本降りの雨になりました。

横尾山荘のひさしの下でレインウェアの下を履いていると男性から話かけられました。奥様とご一緒らしく今日涸沢まで行くか迷われているようでした。この雨じゃ普通萎えますよね...。

7:55 再出発。横尾までは道幅もありフラットで歩きやすい道でしたが、横尾からは水溜りも増えて歩き難い道に変わり始めました。

8:31 一ノ俣(標高1705m)
木の橋を渡り樹林の道を進みます。

二ノ俣にかかる橋を渡り緩やかに登っていくと樹林の中に槍沢ロッヂが見えてきました。

8:57 槍沢ロッヂ(標高1850m)

横尾から一時間ほどで到着。ビショビショになったグローブをレイングローブに交換。もっと早く交換すれば良かった。登山者がたくさんいました。

槍沢ロッヂを過ぎるといよいよ登りらしい登りが始まります。カブト岩の前のガレ場を横切ります。

9:29 傾斜が緩やかになってババ平キャンプ場に到着。旧槍沢小屋の石積みの残る場所がキャンプ場になっており結構な数のテントが張られていました。

9:50 大曲(標高2094m)
U字谷の左岸を歩いて行くと水俣乗越への分岐、大曲。王道の槍沢ルートを突き進みます。

大曲を過ぎると雪渓歩きが少しありましたがキックステップで問題なく通過。

コバイケイソウの群生が見事でした。いいペースで登っていたらランニングを再開したばかりという元ランナーの方に話しかけられ、しばし会話が弾みました。

10:27 天狗原分岐(標高2348m)

天狗原への分岐を過ぎるとグリーンバンドと呼ばれるモレーン上のハイマツ帯に出ました。団体さんが休憩中でしたのでこの先の渋滞を避けるため休まず先行しました。

横尾や槍沢ロッヂに前泊したと思われる登山者が増えてきました。ガレ場を登っていくと雨の中、休憩している人たちがたくさんいました。

11:04 ヒュッテ大槍分岐

分岐先を登ると坊主岩小屋(播隆窟)

槍ヶ岳初登攀、開山をなしとげた念仏行者播隆(1786~1840)がその都度利用した岩屋。

レイングローブの防水性能を超える本降りの雨。雨宿りしたかったですが先を急ぎます。

一つ目の殺生ヒュッテへの分岐を過ぎると岩も大きくなってきます。

11:32 殺生ヒュッテ分岐(2810m)

岩にペンキで書かれた残り距離が現れ始めるがガスで視界不良。槍の気配は全くなし。

ジグザクの道を登りつめると突然ガスの中から槍ヶ岳山荘が現れました。結局すぐそこにあるであろう槍の穂先は全く見えずじまいでした。

11:57 槍ヶ岳山荘(標高3080m)

何とか午前中に到着。まずテント場の申し込み。備え付けのキャンプ届に必要事項を記入し700円を支払い幕営箇所の番号の書かれた木の札を渡されました。テント場は30張しかなく空きがない場合は殺生ヒュッテまで下りなければなりません。こんな雨でしたが既に半分くらい埋まっていたようです。とりあえずひと安心。

登走心さんともお会いでき一緒に昼食。食事の後にテント場にツエルトを張ってひと段落。岩陰のいい場所でした。

フロント横の売店には槍ヶ岳山荘オリジナル商品が売られていました。お土産に槍Tシャツ(3000円)、バッジ(500円)などを購入。

天候の回復を待ちましたが雨は降ったり止んだりでガスが晴れません。明朝はどうなるか分からないのでピークを踏んでおくことにしました。

登走心さんがご一緒してくれて16時から山頂アタック開始!

視界不良のため高度感ゼロ。岩場、ハシゴ、クサリなど翌日に向けていい体慣らしになりました。

こんな天気で登っているのは我々だけ。山頂直下の2段梯子も問題なくクリアして約20分ほどで山頂に立ちました。

16:13 槍ヶ岳(標高3180m)

あまり広くない山頂で周囲は切れ落ちています。北鎌尾根を登ってきた人はこの祠の後ろから現れ喝采を浴びるそうです。

無事に下山した後、夕食用にワンカップ赤ワイン(500円)、つまみのミニお菓子(100円x2袋)を購入していると、横尾まで槍ペースでご一緒したソロの方と再会できました。雨で難儀し到着したばかりだったようです。

17時にテント場へ帰還。荷物の整理をして夕食の準備に取りかかりました。雨が降っていたのでツエルト内でアルコールストーブに火を点けようとしましたがマッチもライターも火が付かない。やっと点いたと思ったらマットに延焼して火災のピンチ。タオルやアームカバーで叩き消して事なきを得ましたが危なかった(汗)

そうこうしているうちに18時頃、山荘の方から歓声が聞こえてきたのでツエルトを出てみると、いつの間にか雨が上がりガスが晴れて槍の穂先が現れてきました!!!

初めて見る槍の穂先。この世のものとは思えない絶景に言葉を忘れて立ち尽くしました。

ちなみに外で火をつけたらあっさり点きました。酸素不足だったようです。今後はツエルト内で火を使うのは止めよう。ちなみにこの夜寝苦しかったのも雨で締め切っていたからみたい。雨でも換気はしないとダメですね。

気を取り直して槍を眺めながら夕食を食べ、ワインを飲んでいい気分。槍は30分ほどで再びガスの中に消えていきました。

20:00 就寝

22:00 起床...。ここからは1時間毎に目が覚める。風雨が強い夜でした。

気温は10℃前後でしたが湿度が高かった影響かツエルト内の結露がひどかったです。他にも悪条件下の夜を過ごせたおかげでいろいろと問題点に気がつくことができました。


2日目につづく...


■GPSデータ(1日目)(2日目の最初の2分くらい入っている)
※計測データに異常あり。ババ平付近で位置ロスト。天狗原付近で異常高度。


0 件のコメント:

コメントを投稿