2013年8月14日水曜日

第38回富士登山駅伝競走大会

8月4日(日)『 第38回富士登山駅伝 』に初出場(個人でもチームでも)してきました。静岡県御殿場市で毎年8月第1日曜日に開催される伝統の駅伝大会です。かつては新宅雅也、中山竹通など将来オリンピック選手にまでなったランナーも出場しており、近年は全国各地の自衛隊のチームが激戦を繰り広げています。2006年まではテレビ放送もあり砂走り区間でのド派手な襷渡しの印象が残っています。まさかそんなガチレースに参加できることになるとは。。。

御殿場市の富士登山駅伝サイト
http://city.gotemba.shizuoka.jp/sightseeing/tozanekiden/

コースは御殿場市陸上競技場から御殿場口登山道で富士山の山頂を往復する46.76Km標高差3,199m11区間。チーム編成は、監督1名、競技者6名(補員は3名以下)で同一競技者が往路と復路を走ります。今回、4区と8区(太郎坊~二合八勺)を担当させていただきました。
各中継点の標高は、
山頂折返点 ... 3,720m
七合五勺 ... 3,102m
二合八勺 ... 2,085m
太郎坊 ... 1,431m
馬返し上 ... 1,050m
青少年交流の家 ... 705m
市陸上競技場 ... 521m

■エントリー
参加希望のチームは、4/18~5/8までに参加希望調査票を大会事務局へ送付します。参加許可チームには大会本部より郵便振替用紙と選手登録用紙が送付されます。今年は参加を断られるチームもあったようです。

参加資格は5時間以内に完走見込みであること。前年4時間40分以内で完走すると優先されます。昨年の一般の部は91チームが完走し、優勝が3時間55分、4時間40分以内ゴール31チーム、5時間以内ゴール58チーム、最下位6時間23分でした。

今年は一般の部が92チーム(内初参加17チーム)、自衛隊の部が33チーム(内初参加2チーム)、合計125チームがエントリーしました。

■選手登録
初期登録は15名以内で6/7までに必着。最終登録は7/12まで(案内が遅れたため7/19に延長された)に必着。最終登録では初期登録メンバーの中から9名(区間登録6名+補員3名)を選出。大会前日の受付で区間同士の変更は認められませんが、補員からの変更のみ可能。

現地入り出来た私たちのチームメンバーは、
1区、11区、コボちゃん
2区、10区、マッキー
3区、09区、シラクラくん
4区、08区、私
5区、07区、ナミネムさん
6区、monoさん
補員、すぎちゃん

各区間20代、30代の精鋭揃いですが、約1名40代のおっさん(私)が紛れ込んでいます^^;

■8/3(土)大会前日
午前中に視覚障がい者の伴走(約21km)を終えてから、コボちゃん、シラクラくんと待ち合わせして14時に調布を出発。

大会会場では午前中に受付、安全祈願神事、開会式、監督者会議などが行われたようです。6区の競技者は前日から御殿場口山室に宿泊することとなっておりmonoさんが山に入りました。

16時に御殿場到着。宿泊は御殿場近くのキャンプ場。BBQで交流を深め英気を養いました。皆で風呂に入り、テーピングをして22時過ぎに就寝。

■8/4(日)大会当日
04:00 起床。起床時心拍数45と高め。朝食(おにぎり2個、カステラ3切)。
05:20 集合写真を撮って出発!5区ナミネムさんはすぎちゃんの車で太郎坊から山へ入りました。
05:40 御殿場市陸上競技場に到着。曇り、23℃。富士山の裾野だけ見えました。

06:30 自衛隊の輸送トラックが到着して2区から4区で希望する選手が乗車。ヘルメットが支給されて着用しました。

中継所毎にランナーが降りていって最後は3人。それにしてもずーっと登りのコース。

07:00 太郎坊到着。日差しが出ると暑い。中継地点(第2駐車場)にはブルーシートとテントが4つ用意されていました。毎年参加されているチームはマットやイス(直に座るとアスファルトでお尻が痛い)、簡易テントなどを用意しているようでした。

荷物を置いて軽くコースを下見。左の駐車場で中継して右の坂道(右カーブ)を登っていきます。

駐車場奥からの眺め。左奥から入ってきて、右側を走ってUターンしてテント前で中継。


中継所から舗装の右カーブを200mくらい走ってこの鳥居から砂礫の登山道へ。チーム唯一の経験者マッキーから下山時に鳥居をくぐった後の右コーナーが急なので要注意と聞いていたので確認しておきました。

それにしても、砂場ですね。。。

07:50 注意事項の説明でも下山時の鳥居で曲がりきれないことが多いため十分注意するようにとのことでした。

08:00 auは電波が不安定で状況が掴めませんでしたがスタートしたはず。アマチュア無線機を持ち込んでいるチームも何チームかありました。太郎坊ではコール。ユニフォームの前後のゼッケンを確認されます。ほとんどのチームがランシャツでTシャツは極少数派(汗)

別チームのサポートで来ていたみづきさんに声をかけていただきました。

これまたマッキーのアドバイスでテーピングでシューズに砂礫が入らないように加工。他チームもテーピングやガムテープでぐるぐる巻きにしているランナーが半数くらいいました。

アップはどうしようか迷いましたが動的ストレッチのみ。アップをして心拍数を上げておいた方が良かったかもしれません。

8:56 滝ヶ原自衛隊がトップで中継。ナンバーカードは昨年の成績順に割り当てられます。一般の部はやはりゼッケン1番がトップでやってきました。何位で来るのか分からず一般チームの順位を数えていたけど数え切れないほどになる。レベル高っ!!

トップから15分ほど経った頃、他チームで参加のeKさんが襷渡し。「お疲れ様!」と声をかけると「すぐ来ますよ!」と教えてくれました。

■往路4区

全力で駆け上ってきたシラクラくんと一声掛け合って襷を受け取り往路4区のスタート!

坂道から砂礫に入り心拍数が一気に跳ね上がる。序盤は立て続けに4人に抜かれる。大石茶屋を過ぎて一直線の砂礫の登り道に突入。ここから一人ずつ抜き返していく。

踏み跡のある砂礫は一人分の幅しかなく抜くポイントがない。見上げると遥か先まで選手が一列に並んでいる。抜く時はサイドの滑る砂礫をダッシュして抜いた人の前にサッと入る。

進まない蟻地獄のような砂礫で大量に発汗。前傾しているためメガネに汗がボタボタ溜まり前が見え難い。ランシャツが羨ましい。自衛隊の方々がコース横で激を飛ばしてくれる。

ずっと背後に感じていた気配もいつの間にか消え、5人抜いて元の順位から1つだけ上げる。

九十九折に入ったら終盤と聞いていた九十九折に入る。中継所が見え始めるがさらに蟻地獄度が増してきて進まなくなる。最後の数カーブは砂礫の深い足跡に足を入れるが崩れてストライドの半分も進まない(泣)

最後はパワーでねじ伏せるように駆け上がってナミネムさんへ襷を託しました。34'45、区間42位。砂礫での登り方は経験が大きいなと感じました。来年走られる方には試走をおススメします。


ここから約2時間待ち。

サポートのすぎちゃんから水を受け取り補給。あんなに汗をかくと思っていなかったので助かりました。お腹も空くので補給食もあるとよかったかもしれません。

周りを見ると体を冷やさないようランシャツをハンガーにかけて干している選手が多かったです。簡易テントなども立ち並んでいました。待っている間に雨や風など天候も激しく変わり寒さも感じました。着替え、レインウェア、防寒着などがあるといいですね。

テーピングの予備もあるとシューズも脱げたかな。ウィンドブレーカーの下を脚にかけて寒さをしのぎました。10:30 から復路のコール。仮設トイレも2基用意されていました。

■復路8区

11:03 トップの自衛隊が現れる。5連覇中の滝ヶ原自衛隊ではない。19秒差で滝ヶ原自衛隊。

7区の選手が見上げた空から凄まじいスピード感で落ちてくる。空から降ってくるという感じ。襷渡しもド迫力で流血している選手も多数。

トップチームの走り方を観察する。襷渡し後200mくらいの所で転倒して(吹っ飛んで)いる選手が何人かいる。路面に変化があるのか注意しなければと思う。襷は掛けずに手に持ったまま駆け降りているよう。(走り始めるとバランスを取るので精一杯で襷を掛ける余裕はなかった)

ガスがかかったり晴れたり。コースも初めてなのでガスがかかると怖いなと思いましたが幸い晴れてくれました。

8区から9区は12:10に繰り上げスタートがある。すぎちゃんと、そろそろ来て欲しいねと話ながら斜面を見上げて待つ。下りのタイムが予想つかないので焦り始める。まさか関門を気にしなければいけなくなるとは。。関門まで残り15分くらいで番号が呼ばれた!

オレンジ色のTシャツは見つけやすい。ナミネムさんが吹っ飛びながら全開で駆け下りてくる。打ち合わせ通り、向かって右側で襷を受け取り共倒れの転倒を回避。一声掛け合って復路8区のスタート!

九十九折と並行している区間はザクザクの深い砂礫の砂走り。脚をとられないようにバランスをとりながら一直線に駆け下りる。腕はバランスをとるだけで精一杯で腕振りどころではない

傾斜が緩やかになり(と言っても脚は全開で回っている)、右カーブ、左カーブで再び直線。ここは左側の砂礫と右側のやや硬めの砂礫が入り混じっている。

硬い路面の方が速そうなんだけど着地の衝撃に腹筋が耐えられない上に、時々柔らかい路面も混じり膝がガクッとなりコケそうで怖い。途中から左側のやや柔らかい路面を選ぶ。

直線の終盤で1人抜かれてしまった。

注意したのに大石茶屋のギャラリーが大勢いる前で転倒。一瞬の事で何が原因だったのか未だに分からないが激しく地面に叩きつけられる。襷は握り締めていて離しませんでした。

ギャラリーから「ナイスファイト!!」の声を頂き気合が入りました。すぐに立ち上がりラストスパート。

鳥居の出口は慎重に曲がりラストの左カーブのロード。中継所は駐車場の中ではなく、左カーブを曲がった先でした。シラクラくんと一声掛け合って襷を託しました。8'49、区間56位。不甲斐ない走りでしたが繰り上げが回避できて安堵しました。下りも一度経験しておくと違った走りができるかもしれません。

辛うじて電波を拾ったauスマホで繰り上げ回避をメンバーに連絡。転倒時の傷の手当を医務テントでしていただきました。ありがとうございました。

テーピングで覆ったシューズは砂礫が入らず走ることができました。砂礫が入ったら後半の硬い路面は走れないか足の裏が血だらけだろうなあ。ソールはかなり破壊されました。

13:00 他チームはサポートの方々と下山をされたようで人影もまばらになった頃、ようやく自衛隊の輸送車で下山開始。

13:30 陸上競技場着。他のメンバーと再会し健闘を称えあいがっちり握手。

山頂で判子が押された襷。後で聞くとこの駅伝で襷を繋ぐことは簡単なことではないようです。初参加のチームで繋ぐことができて本当に良かった。

自衛隊の部は5連覇中だった滝ヶ原自衛隊(静岡)が国分自衛隊(鹿児島)敗れ、一般の部はトヨタスポーツマンクラブが6連覇。私たちのチームは4:49:36、自衛隊も含めた総合成績では87位/123位(70.7%)、一般の部では57位/90位(63.3%)。一般の部で4時間40以内にゴールしたチームは39チームで昨年より8チームも多かったようです。

まさか自分が参加できるとは思っていなかった伝統の駅伝大会。貴重な体験をさせていただきました。選手として経験できいろいろと収穫がありました。来年はサポートでもこの経験を活かせると思います。

帰路は中央道経由にしたら故障車渋滞にハマッテしまい4時間かかって19時頃に調布着。関係者の皆さん、参加された皆さんお疲れ様でした。応援ありがとうございました。

ちなみに唯一の心残りは下りでGarminを押し忘れたこと。瞬間でどのくらいのスピードが出ていたのか。。。あ、でも来年はサポートで(笑)

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