2012年4月29日日曜日

初めての伴走

昨日はラン仲間の まらそんもんくさん にお誘いいただき、初めて視覚障がい者ランナーの伴走を体験してきました。

伴走伴歩クラブ (略称:バンバンクラブ)の練習会で、代々木公園、舎人公園、光が丘公園、新横浜公園、立川昭和記念公園で土曜日に開催されているそうです。昨日は新横浜のNISSANスタジアムがある新横浜公園の練習会に参加しました。

8:50に新横浜駅北口に集合し、無料バスでNISSANスタジアムに隣接する横浜ラポール(障害のある方のためのスポーツ・文化施設)へ。更衣室(ロッカー100円。返却される)で着替えて、中央広場へ移動。

初めに簡単な腕振りの講習を受けてから各ペアで1周1.75kmのコースを11:00くらいまでフリーランとなりました。参加者は20人くらい。

1周目はもんくさんとペアの方について伴走の仕方を教えていただき、2周目から早速伴走させていただきました。

■基本
技術的な基本ポイントは「進行方向に真っ直ぐ腕を振る」、「二人三脚」、「安全確保」ということでした。

腕振りは内側に振られると引っ張られて、曲がるのか真っ直ぐ進むのか分からなくなるとのことでした。あと、前に出て引っ張るのもダメ。伴走ロープをお互いの甲や腕がぶつかるくらいに短く握った方が振りやすかったです。私は元々真っ直ぐな腕振りなので問題なくできました。

リズムを合わせるのは腕振りではなく二人三脚の要領でピッチを合わせるとのことでした。合わなくなったらスキップして合わせました。やってみるとこれも意外とできるものです。

何人かに伺っただけでも、犬のリード線が見えなくてつまずいて肋骨骨折したり、車止めに大腿部を強打して腫れ上がり長期間走れなくなったりと、何かしら大きな怪我をされていました。狭い所では止まってでも安全を優先して欲しいとのことでした。

■コース誘導
難しかったのがコース状況を伝えるタイミング。○cmの上り/下り段差、上り/下り坂の始まり/終わり、右/左への曲がり角、グレーチングやマンホールの存在、自転車や逆走してくるランナーの存在を伝えるのですが、伝えるタイミングが難しかったです。

特に段差や上り/下りの始まり/終わりはつまずいて転倒の危険が多いので注意が必要とのことでした。

前走者を避ける時に「1m右に寄ります」と伝えるのも、最初は声で伝えながらも無意識に腕で押してしまいましたが、腕振りは真っ直ぐで、声で伝えることが大切とのことでした。

新横浜公園は道幅が広くて綺麗な路面だったので助かりましたが、代々木公園など人が多い場所では慣れが必要でしょうね。

左側に付いてコースを左回りに4周走り、次に右側に付いて右回りに1周走りました。左右の腕振りに癖があると見抜かれるそうです。サッカー経験者で左サイドをやっていた人は右肘を張る人が多いとか(笑)。一周ごとに周回したことと給水するかを確認しました。

私の誘導は下手で申し訳なかったのですが、ペアの方がベテランの方で、いろいろなお話を伺いながら6'00/kmくらいのペースで約9kmほど楽しく走ることができました^^

■上級編
その後、別の方ともペアを組んで1周。

一般的に伴走者は障がい者ランナーの左側を走ることが多いようですが、給水が右側にあった時などに、瞬時に右側へ移る(伴走ロープを離す/離さない)方法や、スタート直後の転倒回避で、がっちり腕を組んで走る走り方なども教えていただきました。

身長が同じだったこともありピッチも合わせやすく、リズムが合うとどこまでも走って行けそうな気持ち良さがありました^^

■目隠しラン
最後に、もんくさんに伴走していただき、目隠しランを体験。これが想像以上に怖かったです。

まず平衡感覚が失われ、自分が真っ直ぐ走っているのかすら全く分からない。カーブや多少の上り下りは分かりませんでした。

音にも敏感になり、伝えられていてもすり抜けられるとドキっとしました。

つまずいて転倒する不安でスピードも出せず。

何を伝えたらいいのかが少しだけ分かった気がしました。

あとで障がい者ランナーの方に感想を伝えると「信頼して走っているんですよ」と言われました。

目の変わりではなく、目にならなければならないんだと改めて思いました。

■アフター
ランの後は新横浜駅近くの中華レストランで会食。

障がいがあっても、フル3時間前半で走る方も何人かいたり、フル150回以上完走、海外マラソン参加、トライアスロン挑戦などアクティブな方が多く驚かされました。伴走の方々もトレランで入賞されるレベルの方やトライアスロン挑戦など明るく元気な皆さんで楽しかったです。

今回は移動、食事などの誘導もさせていただき、いろいろ勉強になりました。上り/下り階段の始まり/終わり、階段の踊場/180度回転、階段で手すりを使う/使わない、エスカレーター、エレベーター、電車の乗降、歩道、交差点などなど。

白杖に気がつかれないことも多く、歩道に広がり誘導用ブロックを塞いだり、携帯電話を触りながら突っ込んで来る人には困りました。混雑した電車の乗り降りも列車とホームの隙間と段差が怖かったです。自分でも今まで以上に気をつけ、見かけたらお手伝いが必要か聞いてみようと思います。

昼食のあとは、放送ライブラリーで2007年四万十川ウルトラマラソン、1995年秋田内陸ウルトラマラソンのビデオを2人ペアで視聴しました。一緒に視聴した障がい者の方は過去に同じウルトラマラソンに参加したことがある方で、音声だけでは伝わらない部分を私が少し補足して伝えながら楽しみました。

帰りは途中までまた別の障がい者の方とご一緒させていただきましたが、「晴眼者はエスカレーターの方に流れるでしょ」と言って、死角になっている階段でホームに移動し、空いている車輌に乗ることができました。見えていると何も考えずに流れに乗ってしまうことがあるなあとこれまた感心しました。

本当に貴重な経験ができ楽しい一日となりました。また是非参加したいと思います。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。マスニーさんが、よういちさんは伴走のセンスがあるとほめていましたよ。バンバンには色んなランナーがいて私はいつも刺激を受けています。たんに伴走というだけでなく勉強になることが沢山あります。是非また都合のいいときにきてください。まらそんもんく
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  2. >まらそんもんくさん
    今回はお誘いありがとうございました。
    とても貴重に経験ができました。
    また是非参加させていただきたいと思っています。
    バンバンネームを何にしようか検討中です(笑)
    またよろしくお願いします。

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