2011年7月23日土曜日

第64回富士登山競走(山頂コース)

年間グランドスラム第2弾 『 第64回富士登山競走 』に参加してきました!

昨年、五合目コースで山頂コースの参加資格を獲得し、初めての山頂コース挑戦

試走の時には制限時間(4時間半)内完走はそれほど難しくないのではと思いましたが、一年に一度しかないレースというプレッシャー、脚攣りや高山病など何が起こるか分からないのが富士登山競走。久しぶりに緊張感を楽しんできました。

■7月21日(木)大会前日
昼に竹橋の「こあしす」で入念に最終調整。足首周りがほぐれ稼動域が広がりました。直前、絶不調に陥り、完走も心配になるほど不安でいっぱいでしたが、完走はできるのではないかと前向きな気持ちになれました。

前日受付の終了時刻が昨年の21:00から19:00に変更されたため早めの移動。15:30に調布を出発。17:00に河口湖到着。気温17℃でTシャツでは肌寒いほど。まだ台風の影響が残っているような空模様でした。

まずは宿へ。今回お世話になったのは「民宿旅館 白滝」さん。宿泊客は5名ほどで皆さん富士登山競走に参加される方とのことでした。静かな宿でゆっくり休めました。

18:00 ... 受付。山頂コースの参加賞は後日郵送とのことでした。ちなみに、富士登山競走と印刷された透明のビニール袋はポンチョでした。昨年もありましたが、てっきりゴミ袋だと思っていました(^^;

受付会場でこあしす山民会のIさん(キタタン5時間で走る方)とお会いでき、サイゼリアで夕食(パスタ)をご一緒しました。先週の山頂試走では前半流して3時間半だったそうです。本番レースは3時間狙いとのことでしたが、見事3時間切りで入賞されました。しかもテント泊!凄すぎます。

20:00 ... 宿に戻り、ワイン風呂!に入り、
21:00 ... 就寝。

■7月22日(金)大会当日
03:30 ... 起床。朝食はおにぎり2個、エネルギーゼリー、もち入りどら焼き、オレンジジュース、塩熱サプリ。

脚攣り防止で塩熱サプリは3日前から朝晩1個、前日からの水分はNiリプレニッシュを摂りました。お陰で脚が攣る気配はありませんでした。

天気予報では、富士吉田市は06:00/14℃、12:00/22℃。山頂との標高差での気温差は21℃ですが、この日は山頂も04:00時点で10℃を超えていて暑くなりそうな雰囲気(山頂11:00の気温は14℃でした)。ウェアに悩みましたが、結局ランシャツで走ることにしました。ウェアに着替えて出発。

06:00 ... 鐘山グラウンド駐車場到着。曇り、気温13℃。べスパプロを補給。会場のトイレは混むので駐車場でトイレは済ませました。ここから選手バスで会場入り。バス待ちの間、寒いのでモンベルのウィンドジャケットを羽織る。会場入りまではジャージなどがあった方が良かったかもしれません。

06:15 ... 会場入り。ウィグライプロを補給。今年は会場保管の大きい荷物はNTTの駐車場、五合目行きの小さい荷物は昨年と同じスタート地点後方で預けました。お金を持ち忘れたのが痛かった。五合目の荷物には、アミノ酸系の食べ物、携帯電話、Tシャツ。暑かったのでTシャツは使いませんでした。

06:30 ... 荷物を預けて整列。昨年の五合目コースの記録(1:41'32)のおかげでAブロック。前から5列目くらいに並ぶことができました。ウォーミングアップはなし。スタートを待つ間にストレッチだけ行いました。

スタート10分前からゴンドラがせり出し、選手全員で恒例の「エイ!エイ!オーーー!」の掛け声。気合が入りました。今回のエントリーは、

山頂コース男子 ... 2435人
山頂コース女子 ... 141人
五合目コース男子 ... 1212人
五合目コース女子 ... 192人

07:00 ... 富士吉田市役所(標高770m) スタート!

ロスタイムは8秒ほど。昨年の大混雑とは違い走りやすい。富士みちに入り少し山頂が見えました。あそこまで行くぞ!

調子が悪いこともあり無理せずマイペースで。五合目がスタートのつもりで脚を温存して走る作戦でいきました。中ノ茶屋までは心拍数も上がらずjogのような感じ。抜かれても焦らずに頑張らない。着地脚の膝を曲げないように腰高をキープ。力を入れず重力で脚を足元に落とすイメージ。特にふくらはぎを使うと後半攣るので使わないように注意しました。

中ノ茶屋(7.2km、標高1110m) 33'09

中ノ茶屋から勾配が強くなり始めるのでやや前傾を深めて走る。相変わらず抜かれるがマイペース。息が乱れないように注意しながら走りました。路面も荒れてくるので捻挫しないよう、状態の良い場所を選んで走りました。

馬返(10.8km、標高1450m) 54'46

かなり抑えたにもかかわらず、昨年より2分以上速いタイム。登りトレーニングの成果か。ここからは山道。流石にこのペースのランナーは、山道もいいペースで走り続けるしコース取りも上手い。多少詰まることはありましたが、無理して抜くと無駄なエネルギーを消費するので焦らず歩きも入れながら淡々とついて登りました。

途中、こあしす山民会のOさん(この方もキタタン5時間で走る方)に抜かれ一声かけました。直前の捻挫や風邪で体調が万全ではないようでしたが、流石の走りで見えなくなっていきました。四合目あたりから前後の間隔も広がり走りやすくなりました。

五合目(佐藤小屋:15.0km、標高2230m) 1:42'25

いよいよ、ここからが山頂コースの本番!

ウィグライプロを水で流し込み、グローブを装着。キャップの日除け(後頭部のヒラヒラ)を広げました。六合目までは道も細いので、前について淡々と登る。森林限界を超えるといよいよ砂礫が見え視界が開けます。山頂は雲の中。うす曇で涼しい微風が吹いて絶好のコンディション。

六合目(安全指導センター:16.0km、標高2380m) 1:54'40

ここでも給水。給水は、中ノ茶屋、馬返し、林道、五合目で足を止めてコップ一杯しっかり補給しました。意外と汗をかいているようで、ゼッケンを付けたお腹周りが風で冷たく感じました。砂礫が始まり、滑らないように前の人で掘られた足跡に足を入れながら注意深く走り(歩き)ました。登山客も増えてきましたが、とても協力的で応援まで頂き力になりました。できるだけ、「こんにちは」「ありがとうございます」と応えながら走り(歩き)ました。

七合目(花小屋:17.0km、標高2700m) 2:15'26

汗が冷えてきたこともあり、ここでの給水はパスしてしまいました。この影響か、ここから始まる八合目までの岩場は一番苦しい区間となりました。

高山病の症状か脱水症状なのか頭がくらっときて、体に力が入らなくなりました。岩場も這うように登り、何度も深呼吸したり立ち止まって息を整えました。早い段階だったので真剣に完走を危ぶみました。

八合目手前で我慢できず唯一のエネルギー、ショッツ投入。お金を忘れたのでもう後がない。

八合目(太子館:18.0km、標高3100m) 2:44'18

ようやく給水所で水分補給でき少し回復。岩場から砂礫に変わり脚も動き始めました。息を乱さないようマイペースを心がける。

本八合目(富士山ホテル:18.8km、標高3400m) 3:11'02

第2関門通過で一安心。本八合目を過ぎるといよいよ山頂の鳥居が見えてくる。あと少し。2週間前の試走ではここから山頂まで苦しんだので不安でしたが、高所順化が上手くいったのか逆に体は動いてくれました。

九合目(白鳥居:標高3600m) 3:28'25

最後の岩場を這うように突き進む。最終コーナーを曲がったところで時計を見ると、3:38'30。ここまできたら3:40'00を切りたい。最後の力を振り絞り階段を駆け上がる。鳥居をくぐって左折して、

ゴーーーーール!!!(山頂:21.0km、標高3711m) 3:39'29

登山や試走で何度も登った山ですが、格別の眺めでした。地平線に向かって「やったぞー」と小さくガッツポーズ。山頂でいただいた水と氷砂糖が美味しかったです。

富士山頂上浅間大社にお礼参り。試走で購入した「 夢かなう守 」のお陰かな。

山頂コース男子、時間内完走1242人中での通過順位は...
馬返し ... 144位
五合目 ... 139位
本八合目 ... 232位
ゴール ... 222位
苦戦した区間がよく分かる(^^;

------------------------------------------------------------
※データ追記(2011.8.18)
時間内完走者(山頂4時間30分以内、五合目3時間30分以内)
山頂男子 : 出走 2169人 / 時間内完走 1242人 (完走率 57.3%)
山頂女子 : 出走 124人 / 時間内完走 50人 (完走率 40.3%)
五合目男子 : 出走 1055人 / 時間内完走 1042人 (完走率 98.8%)
五合目女子 : 出走 173人 / 時間内完走 166人 (完走率 96.0%)
------------------------------------------------------------

11:00くらいまでウロウロしながらランナー仲間やtwitterのフォロワーさんを探してみましたが見つからず、再会できたOさんと下山を開始しました。


この日は雨上がりで砂埃が上がらず助かりました。斜面よりのザクザクするところを選んで下山。砂礫がシューズの中に入ってきましたが、途中シューズの紐をきつく締め直したらだいぶ改善されました。下山道最後の岩場ではOさんが華麗なる下りのテクニックを披露。細かいステップ、大きなアクション、いいもの見せていただきました。

12:00くらいに五合目まで下山。乾いた喉に自衛隊の給水が最高でした。


荷物置き場では子供たちが荷物を渡してくれました。五合目コースの人たちもまだチラホラ。おにぎり(3個入り)を頂き、シューズのチップを外してバスまで徒歩移動。


五合目からバスで1時間。おにぎりを食べながら安堵感に浸りました。ただ、喉が渇いてお茶が欲しかった(^^;

13:00 ... 富士吉田市役所の会場に到着。大きい荷物を受け取り、美味しい吉田うどんと麦茶をいただきました。

数時間前まであの山に挑んでいたんだと思うと感慨深い。

Oさんと溶岩の湯「泉水」(800円)に寄り汗を流して帰途に着きました。清潔感があり露天風呂や水風呂が気持ちよかったです。

談合坂SAで買ったお土産「くろ玉」。栗羊羹のような食感で美味しかったです。


今回は調子が悪いなりに何とかまとめる事ができて良かったです。直前の不調、台風、いろいろな不安から解放されて一安心しました。

年間グランドスラム(フルサブ3、富士登山競走サブ4.5、100kmサブ10)も残すは9月のウルトラ100kmサブ10。富士登山競走の結果を無駄にしないよう、しっかり対策を立てて達成したいと思います!

登山客の皆さん、関係者の皆さん、応援の皆さん、ランナーの皆さん、本当にありがとうございました。


●装備
ウェア/adidasランシャツ ・・・ 肩甲骨周りが火傷状態。Tシャツやノースリーブが良かったかも。
タイツ/SKINSスポーツハーフタイツ ・・・ 問題なし。
ゲイター/SKINSパワーソックス ・・・ 問題なし。
ソックス/X-Socks Run Speed One ・・・ 多少砂礫が入っても気にならなかった。
シューズ/adizero Japan Wide ・・・ フルPBシューズの引退レース。問題なし。ありがとう。
グローブ/指なし ・・・ 岩場で手のひらを保護してくれた。
テーピング/New-HALE X ・・・ 必須。足首1枚貼り。下山時捻挫を防いでくれた。
キャップ/日除け付 ・・・ 後頭部の直射が遮られて良かった。
ウィンドブレーカー/mont-bell EXライト ウインドジャケット ・・・ 寒さおよび下山用にタイツの後ろに入れて走ったが暖かかったので必要なかった。

●補給食
水 or ポカリ ・・・ 冨士浅間神社、七合目以外の給水所すべてでコップ一杯。
ショッツWildBean x 1個 ・・・ タイツにはさんで、八合目手前で摂取。もう1つ欲しかった。
WGHPro x 1個 ・・・ タイツにはさんで、五合目で摂取。

●忘れ物
小銭

0 件のコメント:

コメントを投稿