2011年6月23日木曜日

4スタンス理論


『 【陸上競技版】4スタンス理論 』(鯉川なつえ、井上将憲 共著/ベースボール・マガジン社)

ヒトの重心位置は、先天的に4つのタイプに分けられることができる。自分のタイプに合った姿勢や動きをとることで、さまざまな動作がスムーズに、効率よく行うことができる。正しいフォームは1つではなく、4つあるというのが、4スタンス理論の考え方です。指導者の感覚に合う選手は1/4で、残り3/4は[×]となってしまいますが、4スタンス理論はすべて[○]という考え方です。

重心位置」は4つのタイプに分類されます。
A1 ... 重心:つま先の内側
A2 ... 重心:つま先の外側
B1 ... 重心:かかとの内側
B2 ... 重心:かかとの外側

Aタイプは「ピッチ」で「下り」に強く、Bタイプは「ストライド」で「登り」に強いという特徴があるそうです。

体の動かし方」は2つのタイプに分類されます。
A1,B2 ... クロス:肩と腰のラインが捻れて動く。コーナーが得意。
A2,B1 ... パラレル:肩と腰のラインが同時に動く。直線が得意。

「なんば」の動きは、パラレルタイプでないとできない動きだそうです。

各タイプの代表的な選手は、
A1 ... 福士加代子、ポーラ・ラドクリフ
A2 ... 高梨尚子、千葉真子、早狩実紀
B1 ... 尾崎好美、有森裕子
B2 ... 野口みずき、山下佐知子、今井正人、柏原竜二

本書では、「重心位置」を見分けるための6種類のチェック方法と「体の動かし方」を見分けるための5種類のチェック方法が記載されています。

早速チェックしたところ、フォームが好きな尾崎選手と同じ「 B1 」タイプでした。昨年の富士登山競走(五合目コース)も、馬返しまでは84位でしたが、馬返し~五合目のラップは19位で、登りは得意なのかもしれません。逆に下りは苦手意識があるので同じパラレルのA2の動きをイメージして克服しようかと思います。

チェック方法の後には、各競技種目毎にタイプ別の動作が解説されています。

「 中・長距離走 」での「 B1 」のポイントは、
・腕振りは体側に沿ってまっすぐに振る。下の方で腕振りを行うことが多い。
・目線は目の高さにほぼ水平に置くと安定する。
・身体が腰から前に引っ張られているようなイメージ。
など...

今のフォームは、正にこんな感じになっていると思います。下の方での腕振りが気になって前方高い位置まで振るように意識していましたが、4スタンス理論的には、下の方で振ることが自然なようなので、無理して修正する必要はないのかもしれません。

その他、タイプ別の補強運動の方法、シューズの紐の通し方などの章などがありました。コラムも8本ほどあり、マイクの持ち方や表現の仕方など面白い小話が書かれていました。

4スタンス理論を意識して、スムーズで効率的なフォームを追求していきたいと思います。

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